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雑記

前から思っていた事や、最近になって判った事をあれこれ考えていたら
「香水ってのは、果たして化粧品に分類してしまっていいのだろうか?」
という疑問に行き着いてしまいました。

確かに、特に男性化粧品というジャンルに於いてはヘアトニックやヘアリキッドやアフターシェーブローションという法律上で言うところの
『身辺を清潔に保つためのもの』が主流でオーデコロンなどはついでに(?)ラインナップに組み込まれているような場合が多いので化粧品で間違いはないのでしょうけど、販売するに当たってオーデコロンやオードトワレはその『身辺を清潔に保つためのもの』とは認められてないのであくまで贅沢品(?)という事で税率が高くなっています。更に販売店も免許がないと販売できないなど様々な制約があり、ヘアリキッドを売っているスーパーでオーデコロンを扱っていないのはこのためです。
逆に言えばオーデコロンなどが無いものや(バイタリスなど)、或いは以前はあったけど現在は廃盤になっているもの(MG5など)はこの辺の事情が障壁になったと考えられます。
まぁ、薬事法など所詮利権の権化ではあるんだけどね。
同じブランドから整髪料などと一緒にオーデコロンが出ている場合、香りを統一して同じブランドの商品を使えば香りも統一できるという利点はありますが、それでもやはりオーデコロンやオードトワレなどはどちらかといえば『ファッション』に該当するのではないかと思います。また、考えようによっては男性化粧品そのものが『ファッション』というジャンルに組み込まれてもおかしくないのではないかとも思うものもあります。VAN JACから発売されていた男性化粧品などは明らかにファッションにカテゴライズされるでしょうね。

さて、男性化粧品の香りにも流行り廃りはあるもので、80年代中頃くらいから重厚な香りは敬遠され始め、各メーカーとも軽い香りにシフトしていったように感じますが、同時期にそれまで存在しなかった男性用パックや男性用ファンデーションなどが発売されるようになりました。(ギアのパックとかダモンのファンデーションとか)
ここまでになるともう完全に『化粧品』なのだけど、こういった香りに殆ど関係が無い商品以外は依然として香料を含有し、男性用の場合その主力商品は
・オーデコロン或いはオードトワレといった香水
・ひげ剃り後の肌を整えるアフターシェーブローションやスキンコンディショナー
・ヘアトニックやヘアリキッドといった整髪料
などの商品に加え
・スキンクリーム或いはフェイスクリーム
・ポマードやチック、更にヘアクリーム
などのラインナップが揃っており、最近シェアを伸ばしている無香料男性化粧品に駆逐される事なく販売が続いています。
(それでもロードスのポマードとか各メーカーとも大分廃盤になったものがありますけどね)
実は、メーカーの本音としては早く廃盤にしてしまいたいブランドもあるようですが、若い頃から使っていた消費者や理髪店からの強い要望などでそれができないという側面が多々あるのだそうです。(これは化粧品店さんから聞いた話)
理由のひとつには、化粧品を販売する際に予め標準小売価格を設定してお上に届け出るらしいのですが、一度価格を決めてしまうと簡単に価格を変えられないという問題があるそうです。

ところで、最近読者の方から頂いたメールに書いてあったのですが、どうも平成の初め頃、厚労省が香水の原料として使用を禁止した成分があるらしく(それが何かは不明)、これにより二度とその成分を使っていた香水は国内では生産できなくなってしまったようであります。(これは以前、マンダムに勤務している方からも同じ話をお聞きしました)但し、既に製造・流通しているものに関しては特に廃棄処分などをする必要はなく、そのまま使い続けても特に問題は無いらしいです。
だから、生産中止になった香水の中には(デッドストックなどを除いて)二度と手に入らなくなったものも多々あるようです。
具体的な商品名を挙げての説明は別の機会にしますが(まだ裏が取れていない事柄があるので)、香りは確実に記憶に残るものだから、思い出の香りを残しておきたいと思っている人たちは果たしてそれで納得できるのでしょうか?

自分が好んで使っていたオーデコロンが絶版品となった時、人によっては例え空き瓶でもいいから残しておきたいという人だっているでしょうし、また、以前好んで使っていたけどいつの間にか無くなってしまい、その後ネットで検索しても情報が全くヒットしないというアイテムもあるでしょう。

誰かが率先してデータベースを作っておかないと、存在すら忘れ去られてしまう青春の思い出の香り。果たしてそれでいいのか?と思います。
俺は嫌だね。だからこうしてブログを書いているし、デッドストックを探しにも出かけている。

ただ、自分の守備範囲はあくまで基本は国産の男性用香水(一部女性用や輸入品もあるけど)なので、それ以上のことは正直言って手が回りません。

先日、とある廃墟探索の動画をYouTubeにアップしている方の動画を見て思ったんだけど、清涼飲料や炭酸飲料だって時代によってボトルのデザインも違うし、またどんな商品がどの時代に売られていたかってのも化粧品以上にコロコロ変わってます。
そんな中で「懐かしいなぁ、このボトル。」なんてものも出てきたりするんだけど、結局忘れ去られて人々の記憶から消えていく。

ジャンルは違えど、思い入れがあるのならばボトルコレクションとデータベース公開を誰かがやらないと、もう二度と誰にも思い出してもらえない商品もいっぱいある筈です。サントリーの『ごめんね』やアサヒの『フキゲン』が販売されていたのはそう遠い昔の事では無い筈。(さすがに大塚の『シンビーノ』やカゴメの『リベーラ』、三ツ矢サイダーの『ラズベリー』を知ってる人は少ないだろうけど)
何度も書きますがネット検索でデータが出てくるってのは、情報を集めてそれを公開している人がいて初めて成り立つ訳です。

だから興味がある人は自分が率先してデータベースを作る事をオススメする次第です。

この画像は廃墟探索をしている方の動画から拝借、廃墟にあった自販機の画像ですが、おそらく80年代前半頃のものでしょう。
bandicam 2019-02-14 23-00-26-984
あの頃は各メーカーともテスト的にいろいろな商品を次から次に出していましたからね。バブル期でもあり、新商品開発予算もそれなりに出たのでしょう。
(はちみつレモンなんてどこ行っちゃったんだか・・・)
ただ、この頃に発売された香水もドリンクも全て短命な商品でした。例外はコーセーのダモンと一部の缶コーヒーくらいですね。

流行はなにも衣類やアクセサリーだけとは限らないものです。



デッドストック情報

関西方面に在住の方で、カネボウの『火の鳥』をお探しの方、訪れてみてはいかがでしょう?
bandicam 2019-02-12 14-48-23-076a
種類は不明ですがキャロンの香水(岸辺の花かな?)とコーセーのオンストリームも写ってますね。

追記:画像は2016年のもののようですが、2016年12月~2017年2月くらいにカネボウは大規模な在庫品の回収を行っているので、残っているかどうかは不明です。
この時期にかなりの店舗からゴーチェなどの香水が返品されており、現在は入手は殆ど絶望的です。
そこで諦めてしまうか、それとも探し続けるかがデッドストック品を見つけられるかどうかのポイントだと思います。


困難なこと

絶版品の中で特に探すのが難しいものがあります。
ひとつは見た事があるけど、ネット上にも情報らしい情報が無いもの。もうひとつが存在自体を知らないものです。
当たり前ですが。
かつて『L.T.D.』というオーデコロンがあった筈なのですが、これはネットを検索しても全くヒットしません。
(以前は画像付きで情報を載せていたサイトがあったんですが閉鎖されたようです。)
なのでデッドストックを探す上での手掛かりがありません。偶然に期待するしかなさそうです。
そして存在自体を知らないもの。以前記事に書いたカネボウの『マヴィ』も、知ったのは今年に入ってです。
最近になってマックスファクターから『カリフォルニア』というアイテムが出ていたのを知りました。オーデコロンは60mlで¥3,500という価格らしいので、高級な部類に入ると思います。
既にマックスファクター自体が消滅したブランドなので、これも探すのは困難だと思います。

そして厄介なのが非売品。偶然手に入る事もごく希にありますが、狙って探すのはほぼ不可能でしょう。
IMG_20181201_173709.jpg
画像はオレンジカトレアの香水?
世界らん展に行くと貰える香水らしいのですが、これはネットオークションやリサイクルショップで結構見掛けるので入手は然程難しくは無いと思います。
寧ろトヨタ自動車やマツダとのコラボで出した香水は入手難易度が高いです。だって売ってないんですから。
※訂正します
マツダの香水は一般販売されているようです。
http://www.mazda.co.jp/beadriver/design/design_gallery/fragrance/

そういえば話は変わりますが、資生堂は社内公用語英語にするとか・・・


門前の小僧・門の中のじじぃ

絶版香水を求めて骨董市に出入りしても、香水しか見ないという訳ではありません。
そんな中で興味を持ったのがこれ、天保通宝です。
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実は子供の頃、安物の古銭を集めていた頃にオヤジに強請ってデパートで買ってもらった事がありました。当時の価格で800円、状態は良かったけれど母銭ではなく流通銭でしょう。
ところが、20代の頃にたまたま遊びに来ていた同級生に半ば強引に持って行かれてしまい、現在は手元にありません。
そのため、どういう種類のものだったのかは今もって不明、当時は本座広郭だなんだといった知識すらなく昔の貨幣程度の認識でした。

最近になって天保銭にも様々な種類がある事を知ったのですが、その中でちょっと興味を持ったのが『不知銭』、つまり『私鋳銭』です。
諸藩が独自に鋳造したものに盛岡銅山、筑前通宝、土佐通宝、琉球通宝などがあるそうですが、更に天保銭の試作品の『萬年通宝』というものもあるとか。
但しこれらは当時貨幣として流通していたものですが、明治期以降になるとレプリカや装飾品として更に変わった私鋳銭が出ます。天保銭はその大きさから絵柄を描きやすかったというのもあるでしょう。

さて今回はネットで買ってみたこちら。俗に『鍵珠稲荷』と呼ばれているそうです。
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このような絵銭は貨幣として流通していたものではなさそうですが、デザインによってはその稀少性ゆえ本物以上の値が付く事もあるとか。更に絵銭のうち一部のものは諸藩が鋳造した私鋳銭にも存在するそうです。そのため偽物の数も多いとの事。
宝珠と鍵に一対の狐というデザインは他の一文銭にもあり、有名どころでは伏見稲荷のお守りにもなっています。


デッドストック情報

懐かしいバイタリス7000、ラインナップはバイタリスブランドにしては珍しくトニックとリキッド、あと現物は見てませんがアフターシェーブローションもあったようです。CMは原田大二郎さんだっけ?
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ヘアリキッドは熊谷市内のお店に1本、トニックは足立区内のお店に1本在庫あります。どちらも直射日光に当たらないところにあるので品質は大丈夫だと思います。欲しい方がいらっしゃればお店をお教えします。足立区内のお店にはオールドスパイスのポマードも1個残ってます。(2018年9月の時点)
これらのお店を訪れてみて感じた事を次回は書いてみようと思います。


プロフィール

温泉

Author:温泉
絶版香水の収集と香港・マカオ散策がライフワーク。最近は国内の名所・旧跡巡りもしています。

カメラはシグマSD1メリルをメインに、ブログ用にはルミックスDMC-FZ20を使ってます。

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